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    <title>撮影コラム「北海道～ちょっと裏道旅」</title>
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    <updated>2010-03-01T03:07:13Z</updated>
    <subtitle>写真家の上原稔が星を巡る旅と題した、絶景の星空を撮影した写真とその土地の情景をコラムでご紹介。</subtitle>
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    <title>厳冬の幻灯 ～オーホーツク</title>
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    <published>2010-03-01T01:50:04Z</published>
    <updated>2010-03-01T03:07:13Z</updated>

    <summary>みなさんこんにちは。ぼくの旅も今回が最終章になりました。北海道の夜を旅するラスト...</summary>
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        <![CDATA[<p>みなさんこんにちは。ぼくの旅も今回が最終章になりました。北海道の夜を旅するラストを飾るのは「オホーツク」<br />
寒い季節だからこその道東ということで行って参りました。冬のオーホーツクといえば当然みなさんが思い浮かべるのが流氷、ですよね。<br />
はい、今回はズバッと流氷だけに狙いを定めました。いつも、あちこちフラフラしている旅ですが、最後ぐらい一発で仕留めましょうと。とは云っても流氷というものは気まぐれでございます。実は今回の旅の一週間前、写真仲間と道東へ行ってあちこち廻ったんですが、流氷は拝むことができませんでした。なので、今回は「星と流氷を仕留めなければ帰れない」という覚悟が必要でした。
</p>]]>
        <![CDATA[<p>流氷に関しては海上保安庁のホームページで情報が出ていますが、更新は一日一度だけ。そして問題は星が出る日と流氷を絡めることができるのか？という問題が。それに、ぼくも毎日遊んでいるわけではないので(笑)当然自分のスケジュールと照らし合わせ「今日しかない！」ということに。幸い、密度の濃そうな奴がオホーツクに来ている。それも、知床半島沿いがよさそうだと。
</p>

<p>ギリギリまで天候調査をして、札幌を夕方に出発します。一般的な天気予報ではなく、航空用の気象情報を仕入れて空に占める雲の割合を読んで目的地を設定し、向かった先は斜里町。紋別や網走では濃ゆい流氷が望めないので、出来る限り遠方を目指しました。<br />
札幌からは道央自動車道で、旭川～丸瀬布を経由し、斜里にたどり着いたのが深夜０時。空には星が輝いて...あれ。ない。ないのよ、星が。いや、ホント真っ青。空じゃなくて、ぼくの顔が。
</p>

<p>じゃあ、もう思いっきり知床付近まで行きましょうと、さらに斜里町中心街からウトロ方面へ車を走らせます。はるばる来ちゃったなあ、ウトロ。海岸沿いに目をやれば「あるある！流氷がびっしり」なんだけど、空が...<br />
じゃあ、とりあえずいい具合の流氷を探してその空の下で雲が晴れるまで待ちましょう。どうせ、朝までここにいなきゃならんのですから。
</p>

<p>そうして、ようやく午前３時頃雲が薄くなって来ました！はぁ、今夜は気温マイナス15度。でも、そんなに寒く感じないのってどういう体なのかしらと。
</p>

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<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/07_01.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/07_01s.jpg" alt="ウトロ" width="240" height="360" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</form>

<p>まだ雲が残っているけど、わずかなチャンスを逃せばまた曇ってしまうかも、と慌てて撮影に取りかかります。今回はカメラを三台用意しています。三脚は二本だけ立ててアングルを決めます。流氷と云ってもはるか沖合の流氷は雪原と変わりなくぼくのイメージするものとはちょっと違う。やはり流氷は塊が浮いていないと絵にならないので、そういう場所を探してみる。ガツン！と迫力のある流氷はなかなか難しいけど、ここが一番よかったかな。
</p>

<form class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/07_02.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/07_02s.jpg" alt="ウトロ" width="360" height="240" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</form>

<p>なんとなく雲があったおかげでオーロラのように見えなくもない...？と自己満足しているうちに、どんどんまた雲が広がってくるのです。こりゃ、急がないとと慌ててシャッターを押しまくる。<br />
実は、カメラのファインダーを覗いても実際は真っ暗で何も見えていないんです。仕上がった画像をモニターで確認して再びアングルを決めて、ということを繰り返しています。でも、この景色は生で見るのが本当は一番。遠くまで来ちゃったけど、やっぱり見られてよかった。
</p>

<form class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/07_03.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/07_03s.jpg" alt="ウトロ" width="360" height="240" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</form>

<p>結局星が見えたのはわずか30分だけでした。いや、それでも運が良い方でしょう。実は、今年は流氷があまり観測できていないんです。この原稿を執筆している２月下旬でもすでに遥か沖合まで流氷は遠ざかっており、沿岸部に残っているのは欠片ばかり、という状況だそう。旅人が流氷を見られるのは、もう運任せであると現地の方も云っていました。温暖化の影響かどうか、明言することは難しいのですが例年３月中旬でも観測が可能であった流氷、オーホーツクの名物ですからちょっと寂しい話です。
</p>

<p>さて、夜が開けるのを車の中で待ち、いい色合いになる空を仕留めようと考えていたのですが...空が明るくなって来たもののオレンジに染まるイメージではなく水色の夜明けでした。
</p>

<form class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/07_04.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/07_04s.jpg" alt="ウトロ" width="360" height="240" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</form>

<p>それはそれで、アイスブルーの流氷を撮影するならいいじゃないかと。流氷の上を少しだけ歩いてみたけれど、本当は危険なので自己責任ですね。割れている部分もあるので慎重に足を進めますが、ズルッと滑る所もあって、ちょっと怖かったかな。それでも、今、自分は流氷のど真ん中にいるんだという満足感だけはあります。
</p>

<form class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/07_05.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/07_05s.jpg" alt="アイスブルーの流氷" width="240" height="360" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</form>

<p>朝、この時点でちょうど７時になりましたが、何やら岸辺から人影が。ああ、これって流氷の上を歩くツアーですね。ドライスーツに身をまとった方々がゾロゾロいらっしゃる。うーん、なんだか楽しそう。
</p>

<form class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/07_06.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/07_06s.jpg" alt="流氷ツアー" width="360" height="240" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</form>

<p>じゃあ、ぼくも観光客らしく何かやってみましょうと流氷を持ち上げてみました。欠片だけど、立派な流氷。できれば持ち帰ってみたかった。でも、このまま置いてゆくのもアレなのでなめてみました。うん、全然しょっぱくなかった...まあ、塩分が濃ければ凍りませんものね。残念ながらクリオネはいなかったけど。
</p>

<form class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/07_07.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/07_07s.jpg" alt="流氷の欠片" width="360" height="240" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</form>

<p>さて、これからどうしようか。すぐに帰るってのももったいないけれど、ゆっくりする時間もなくて今日の夜までには札幌に戻っていなければなりません。（しかし、いつも時間のない旅ばかりしてます）<br />
そこで、名所であるオシンコシンの滝へ行ってみることに。朝早ければ人も少なくてゆっくり見られるかと思いきや、早朝にもかかわらず観光バスがひっきりなしに駐車場に。さすが、人気のオホーツク観光、冬こそ北海道ですね。それはそれで嬉しいものです。
</p>

<form class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/07_08.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/07_08s.jpg" alt="オシンコシンの滝" width="360" height="240" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</form>

<p>オシンコシンの滝は流れが二つに分かれており、繊細な美しさを楽しめます。しかもこの時期は一部が凍結し、美しさを引き立てていますね。これは、まざに自然の芸術。日本の名滝100選にも選ばれています。
</p>

<form class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/07_09.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/07_09s.jpg" alt="オシンコシンの滝" width="360" height="240" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</form>

<p>さて、斜里町を後にして札幌へ戻る道すがら、オホーツク海沿いに車を走らせます。せっかく来たんだから、オーホーツクっぽい鉄道の写真も一枚くらい撮りたいじゃないの、という隠れ鉄なぼくのこと。有名な北浜駅にて列車を待ちます。北浜駅はJR釧網本線の中でももっとも海に近い駅。しかも、中国映画のロケにも使われたこともあって中国からの観光客がすごいとか。いや、実際列車でやってきた中国の方もいらっしゃいました。
</p>

<form class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/07_10.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/07_10s.jpg" alt="北浜駅" width="360" height=240" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</form>

<p>丁度網走に到着する頃、お昼になったので道の駅でお食事でも...網走の道の駅には大きなレストランがあってメニューも豊富。また、流氷観測船おーろら号の発着場所にもなっていることで、とても賑わっています。さて、何を頂こうか、いろいろあるので迷いましたが...やはりここはネタを提供しなくてはなりません。普通の食事ではダメでしょ、ということで「オホーツク流氷カレー」に挑みましたよ。
</p>

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<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/07_11.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/07_11s.jpg" alt="オホーツク流氷カレー" width="360" height=240" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</form>

<p>どうですか、この鮮やかなブルー。オホーツク海に相応しい色合いと浮かぶ流氷をイメージしたチキンの見事さ。いやー、頼んでおきながらちょっと度肝を抜かれましたね。周囲からは「うわ、チャレンジャーだあ」という声が聞こえました。なんだか恥ずかしい。<br />
確か、以前どこかで見たのは白いカレーだと思ったんですけど、ここのは見事にオホーツク海。うーん、微妙な雰囲気。味は確かにカレーです、間違いなく。目をつぶれば香ばしいナンとスパイシーなカレーが見事に調和しているのですが、目を開けるとちょっと...まあ、なんとも評価の難しいカレーです(笑)。
</p>

<p>実は、車を走らせ斜里町から網走方面は流氷がありませんでした。昨晩ウトロまで頑張って走ってよかった。やはり最後くらいきれいな星を出さないと終われませんもの。ぼくは天文写真については門外漢だし、このコラムで満足するような写真はあまり撮れなかったかもしれません。<br />
でも、旅というのはそういうもの。いつもベストな状態で見たいモノが見られるとは限りません。それでも、旅をする理由は「出会い」を求めているからに違いないです。何に出会えるかわからないのが面白い訳で。そして写真というものは被写体が一番エラいということ。カメラマンでも機材でもありません。
</p>

<p style="margin-bottom: 30px;">今回、コラムのために旅をさせて頂いて本当に楽しかったです。北海道という恐ろしく広いエリアにいくつもの魅力があって、その歴史を知ったり文化に触れたり。星空のもと、昼間とは異なる視界に新たな感動を頂きました。ぜひ皆さんも北海道をもっともっと旅をして下さい。毎月お付き合い頂きまして、本当にありがとうございました。
</p>

<p>◆オホーツクへのアクセス<br />
道央自動車道で旭川方面へ向かい、比布JCTから国道450号線（旭川紋別自動車道／無料区間）を通り、丸瀬布ICからは国道333号線を走ります。紋別へ向かうには遠軽から国道242号線へ。網走へはそのまま国道333号線を走り、端野で国道39号線に入ります。そのまま美幌～女満別を経由して網走まで行きます。斜里へ行くには網走から向かうコースと、美幌から国道334号線を通るルートがあります。昼間、海岸線を楽しみながら向かうのであれば網走経由がいいと思います。<br />
オホーツク沿岸には道の駅も多数あり、トイレ、休憩などにも不自由はありません。（ざっと沿岸付近でも10箇所あります）<br />
詳しくは北海道地区「道の駅」連絡会の公式サイト（<a href="http://www.hokkaido-michinoeki.jp/index.html">http://www.hokkaido-michinoeki.jp/index.html</a>）をご覧下さい。
</p>

<p>◆おすすめ撮影ポイント<br />
●紋別はオホーツクタワー付近の眺めがいいでしょう。流氷が接岸していれば漁港でも見られますが、港の中だけの結氷ということもありますし、もし流氷がなくてもタワー内部の海中窓から見られる自然の魚達を楽しむこともできます。また、紋別の海岸線は日の出が美しく流氷があれば、オレンジ色に染まるすばらしい景色が堪能できます。<br />
詳しくはオホーツクタワーのHPへ。（<a href="http://www.o-tower.co.jp/towerframe.html">http://www.o-tower.co.jp/towerframe.html</a>）<br />
●網走沿岸での流氷観測は市街地より斜里側がいいと思います。釧網本線沿いにある北浜駅付近は展望もよく、見応えがあります。天気が良ければ知床方面を望めます。<br />
●斜里町の海岸線は漁港以外に近づけるポイントが少ないため、ウトロ方面の方が流氷観測には向いています。ウトロの海岸線沿いならば降りてみられるポイントが点在しており、また駐車帯も多くあります。ただし、流氷の上に乗る行為は危険を伴います。くれぐれも自己責任で注意をしてください。<br />
●オホーツク沿岸や周囲の山など、撮影に適したポイントは数多くあります。有名なポイントよりも、ちょっと目線を外した国道から逸れた場所などにぜひ足を運んで下さい。道東ならではの大自然を堪能できると思います。
</p>
<p>◇その他<br />
流氷の情報はいろいろなサイトで知ることが出来ます。<br />
以下にリンクを貼っておきます。<br />
「第一管区海上保安部」<a href="http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN1/1center.html">http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN1/1center.html</a><br />
「気象庁／解氷のデータ」<a href="http://www.data.kishou.go.jp/kaiyou/db/seaice/dbindex.html">http://www.data.kishou.go.jp/kaiyou/db/seaice/dbindex.html</a><br />
「流氷サイト」<a href="http://www.noah.ne.jp/ice/">http://www.noah.ne.jp/ice/</a><br />
●ウトロにも24時間開いているコンビニがあります。夜間でも食料調達が可能です。
</p>]]>
    </content>
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    <title>地上の星　〜函館</title>
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    <published>2010-02-01T00:30:22Z</published>
    <updated>2010-02-01T03:09:23Z</updated>

    <summary>みなさん、こんにちは。北海道は冬期営業中、寒さもますます本番化しつつありますが、...</summary>
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        <![CDATA[<p>みなさん、こんにちは。北海道は冬期営業中、寒さもますます本番化しつつありますが、雪がドカドカ降ったり、暖かくなったりの繰り返しでどうにも落ち着かない日々が続きますね。そんなとき、体調を崩しやすいようですから、ぜひご注意を。
</p>]]>
        <![CDATA[<p>さて今回の旅は歴史のまち「函館」。北海道の観光地でも非常に人気の高い場所ですが、今回はみなさんにまずお詫び。え、また？稚内の時にも謝っていたような、とか云われそうですが。実は今回「星」がありません。１月下旬、毎日天気予報と自分のスケジュールをすり合わせ...頑張りましたが、向かったときは「雪」の予報。<br />
いや、日頃の行いがいいので予報を覆すことができるんじゃないか...なんてーのは甘かったです。やはり行いが悪かったようです。（反省）
</p>

<p>まあ、函館は見所いっぱいだからそういう観光案内にしてしまおう！うん、それがいい。今回は夜の函館を見て歩こう、と決めてみました。
</p>

<p>函館といえばやはり定番、函館山からの夜景...と誰もが思いますよね。でも、それはここで今更紹介しても裏道旅じゃないわけで。と、まず向かったのは夜の雰囲気がいい元町界隈。ここも古い寺院や教会などの有名なスポットがたくさんあります。でも、夜に映えるのは「函館旧公会堂」でしょう。
</p>

<form class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/06_01.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/06_01s.jpg" alt="函館旧公会堂" width="360" height="240" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</form>

<p>函館港が開港したのが、1859年で横浜、長崎とともに昨年開港150周年を迎えました。幕末から明治への激動の時代、函館は外国との貿易も盛んになり、北海道でもっとも人口の多い地として栄えました。その後、政治経済の中心が札幌に移されても、函館は陸交通や商業の拠点として栄えたのです。多種多様な方々との交流、名士たちの憩いの場として公会堂は明治43年に建設されました。今も非常に状態がよく様々なイベントも行われています。函館の地元の方々の資金提供、そして地元の方による設計や施工が自慢のランドマークとして今も市民に愛されている公会堂、その姿は夜にこそいっそう見栄えすると思います。あの頃、夜の舞踏会はどれほど素敵だったのか、そんな光景を頭に浮かべてシャッターを...
</p>

<p>旧公会堂の真下にも趣きがある建造物が。これが「函館市写真歴史館」です。北海道で写真を営むもの（もちろん趣味としても）ならば一度は見ておきたい場所の一つだと思います。
</p>
<form class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/06_02.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/06_02s.jpg" alt="函館市写真歴史館" width="360" height="240" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</form>

<p>函館は日本の中でも写真が非常に早くから導入されて、幕末から明治にかけての貴重な写真がいくつも残されている希有な町でもあります。嘉永7年(1854年)、あのペリー提督が日本へ来た時、函館にも立ち寄り、同行していた写真家ブラウンが函館の市街地やペリーを応接した松前藩士達を撮影したものが「日本最古の写真」として残っています。（展示は複製）<br />
また、古いカメラや当時の文化を偲ぶ用品なども保存展示されており、非常に見応えがあります。一階は元町の観光案内所、二階が写真歴史館になっています。この建造物、実は北海道庁函館庁舎として明治42年に建造されたもの。<br />
それにしても、今の時代は夜に撮影するにしてもデジタルカメラであれば本当に簡単です。明るい夜景ならば手持ちでも撮影できるカメラが多くなりましたし、じっくり三脚で腰を据えた撮影ならばどんな被写体にも対応できます。当時の写真機での撮影では大変な苦労があったはず。ここは、気を引き締めてちゃんと写さねばならないとあらためて背筋が伸びる思いです。
</p>

<p>さらに元町を歩いてみましょう。函館の元町地区を中心に2月28日まで行われているのが「はこだてイルミネーション」。坂道の多い元町地区を彩る灯りが実にロマンチックです。色とりどりの派手なイルミネーションとは趣きが異なり、景観を重視した灯りが暖かみを感じます。おすすめなのが「八幡坂」と呼ばれる通り。<br />
函館西高校前から港を望む坂道で、けして広くはないものの静寂な道を演出するイルミネーション、そして遥かに見えるメモリアルシップ、保存されている青函連絡船「摩周丸」が浮かび上がります。写真は遠方がややかすんでいますが、これは降りしきる雪のせい（いや、おかげ、と云っておきましょう）です。
</p>

<form class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/06_03.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/06_03s.jpg" alt="八幡坂" width="360" height="240" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</form>

<p>さて、夜の町を散策すればちょっと体も冷えてくる頃。ここは、ちょいと暖まりに行きましょうか。どこへ？そりゃあ暖まるといえば温泉。有名なのは湯の川温泉ですけれど、地元の方が毎日通うところが面白いでしょう。で、向かったのは「市営谷地頭温泉」です。谷地頭温泉も観光スポットになっているとはいえ、愛媛は松山の道後温泉とはちょっと趣きが違いますね。どちらも市営ですし、しかも市電で行けるというのも似ていますが...
</p>

<form class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/06_04.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/06_04s.jpg" alt="市営谷地頭温泉" width="360" height="240" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</form>

<p>谷地頭温泉は住宅地の中ですし、周囲にお土産店もありません。どちらかといえば銭湯風情といったイメージでしょうか。しかし、茶色く濁ったナトリウム・塩化物泉お湯の質もいいし、熱くて気持ちがいい！泊まりはビジネスホテルでも、お風呂はやっぱり谷地頭だよね、と云う方が多いのもうなずけます。広い湯船を囲む洗い場、そして五稜郭をイメージした五角形の露天風呂も一度は入ってみたいもの。<br />
また、谷地頭は市電の終着地でもあります。住宅地の静寂さが電停の雰囲気を際立たせて、とっても旅情を感じます。ぜひ、ここは市電で行って頂きたいところ。
</p>

<form class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/06_05.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/06_05s.jpg" alt="谷地頭は市電の終着地" width="240" height="360" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</form>

<p>市電は函館市民の足でもありますが、観光にも大変便利です。路線は昔より短くなっているとはいえ、重要な拠点を結んでいますから是非利用したいものです。<br />
しかも、こんなイルミネーション電車に当たったら...こりゃ、幸せが絶対に訪れるに違いないとひそかに喜んだりして。
</p>

<form class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/06_06.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/06_06s.jpg" alt="イルミネーション電車" width="360" height="240" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</form>

<p>じゃあ、せっかくだから夜の裏道旅に相応しいスポットは、とマニアックな場所へ向かってみます。市電のネグラ、そう車庫ですね。ここは「駒場車庫」と呼ばれる拠点。なんとなくレトロな風情が、また泣かせます。一日のお仕事を終えて眠りにつく電車達の愛らしいこと。（と、思うのはぼくだけだろうか？）
</p>

<form class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/06_07.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/06_07s.jpg" alt="駒場車庫" width="360" height="240" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</form>

<p>マニアックついでに函館市郊外、北斗市（旧上磯町）にある太平洋セメント上磯工場にも足を伸ばしてみました。漁港から眺める工場がとてもキレイでうっとり（するのは、やっぱりぼくだけ？）です。
</p>

<form class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/06_08.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/06_08s.jpg" alt="太平洋セメント上磯工場" width="360" height="240" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</form>

<p>このセメント工場は非常に大規模なもので、国内の様々な場所へ船でセメントを運搬しています。そのため、桟橋が必要なのですが海が浅いため、はるか沖まで海上桟橋が延々と伸びています。これがまた夜に見るといいんだよねえ。ちょうど今夜は船へ積み込み作業が行われておりました。寒いのに、こういう光景ならいくらでも見ていられるというのもぼくは特異体質なのでしょう。
</p>

<form class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/06_09.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/06_09s.jpg" alt="太平洋セメント上磯工場" width="360" height="240" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</form>

<p>函館の夜は本当に楽しい。いくつものライトアップされた建物や路、港に感動しつつ歩けば、あっという間に時間が経ってしまいます。ええ、星がなくても見るべき場所はたくさんありますもの。でも、それは云い訳じゃないのか？...はい、そうです(笑)。じゃあ、やはり星ですよね。
</p>

<p>実は今回の旅で一番最初に立ち寄ったのが「五稜郭」。幕末の歴史には欠かせない五稜郭、そしてぼくも尊敬する土方歳三最期の地。 夜の五稜郭では、2月28日まで「五稜星の夢」というイルミネーションイベントが行われています。17時から22時までライトアップされた五稜郭、市民ボランティアによる灯りのイベントは五稜郭タワーから見るのが一番。
</p>

<form class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/06_10.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/06_10s.jpg" alt="五稜郭タワー" width="240" height=360" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</form>

<p> 17時からは入館料が割引になり、通常840円が760円になります。ここからの眺めもやっぱり見ないと損した気分になりますよ。せっかく函館へ訪れたら寄りたい場所としてマークしてください。どうですか、この地上の星の美しさ。（なお、ここで撮影するならば、かなり広角のレンズが必要です。タワー最上階からでも、普通のカメラレンズでは入りきりません）
</p>

<form class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/06_11.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/06_11s.jpg" alt="五稜郭" width="360" height=240" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</form>

<p>日本では二つしかない五角形のお城、とても美しくこの景観こそ北海道の遺産に相応しいなあと、しばし見入ってしまいました。今時期であれば、お堀は雪で覆われますが、それもまた灯りを引き立て、春になれば桜も咲き誇り、夏は緑が映え、秋は彩りを添える。四季を通じて楽しめる場所としておすすめです。<br />
また、函館市内全域を見渡すことも当然可能ですし、函館や五稜郭にまつわる歴史についても触れることができます。函館山を望む景観も楽しめますし、函館の夜歩き、ここからスタートするのがいいと思います。
</p>

<form class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/06_12.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/06_12s.jpg" alt="函館山を望む景観" width="360" height=240" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</form>

<p>函館は見所が多いため、昼のスポットと、夜に楽しめる場所をきちんと分けてスケジュールを組みたいものです。少なくとも、ここ五稜郭、元町界隈は夜に訪れることをおすすめします。
</p>

<p style="margin-bottom: 30px;">今回は星空はなくても、じゅうぶん楽しめた夜遊びでした。<br />
では、また次の旅でお会いしましょう。</p>


<p>◆函館へのアクセス<br />
札幌方面からは自動車ならば国道５号線、あるいは道央道で八雲落部インターまで高速道路を利用するのが快適でしょう。冬期間はJRや飛行機の利用もおすすめです。列車の本数、飛行機の便数も多いため、スケジュールが如何様にも考えられます。また、市内中心の観光であれば移動も市電やバスが細かく走っているので公共交通機関が楽です。
</p>

<p>◆おすすめ撮影ポイント<br />
●元町界隈～ベイエリア<br />
市電函館どつく行き、末広町電停で下車し、坂道を歩けば様々なスポットが点在しています。紹介した公会堂や写真歴史館の他、教会、寺院などライトアップされている建物を見て歩くのが楽しいです。また、和洋折衷の一般住宅や店舗も多く残されていて景観が素晴らしいです。<br />
ただし、一般住宅を夜間に撮影すると怪しまれるケースもありますので、ご注意を。また寺院、教会は夜間立ち入り禁止の場所もあります。道路が狭いため、三脚の使用にも配慮が必要です。<br />
「はこだてイルミネーション」は元町界隈の八幡坂、二十間坂、金森倉庫付近の二十間坂通り、などで行われています。木々に施された電飾がメインで景観にマッチした美しさが魅力です。周囲の建造物と併せて撮りたいです。<br />
（はこだてイルミネーションは17:00～22:00、2月28日まで開催。詳しくは「はこだて冬フェスティバル実行委員会：電話0138-27-3535まで）<br />
元町から港へ向かうとベイエリアです。金森倉庫、明治館、旧桟橋などの名所が並ぶエリアですがかなり広いのである程度的を絞った方がいいと思います。写真にして見応えがあるのは、周囲にある古い建築物やレンガの倉庫群でしょうか。また、路地裏の何気ない風情がまた独特です。港町函館らしさを感じるエリアです。 <br />
●函館市電<br />
夜の電停や市電の雰囲気がなかなかステキです。函館駅前の電停、谷地頭の電停、湯の川の電停などがおすすめ。雪が多く降っていれば貴重な除雪のためのササラ電車にお目にかかれるかも。<br />
駒場車庫へは「湯の川行き」へ乗車、駒場車庫前で下車。なお、車庫内へ立ち入ることはできません。車庫へ出入りする電車が歩道を横切るので気をつけて下さい。<br />
市内の観光も市電が便利です。五稜郭へも市電で行くことが可能。観光にはお得な一日乗車券600円、また18時以降に乗り放題可能なトワイライトパス300円も便利。（ただし、トワイライトパスは3月末まで）<br />
函館の市電はかなり古い車両もあり、車内の雰囲気も味わいがあって撮影しておきたいものです。<br />
●五稜郭地区<br />
五稜郭公園敷地内は17時で閉門となるため、早い時間帯は公園内、17時以降は五稜郭タワーへ行くことをおすすめします。タワーは19時までの営業で、館内には五稜郭の歴史を簡単に学ぶことができるコーナーもあり、とても楽しめます。カフェの営業は18:30までなので、ご注意を。<br />
五稜星の夢イルミネーションは2月28日までの毎晩夜22時まで行われていますが、五稜郭の形がポイントなので、やはりタワーからの展望が一番無難です。また、撮影では三脚を使うことが難しい場所なのでカメラの感度をできるだけ高くすること、また窓へできるだけレンズを近づけてガラスの反射を防ぎましょう。<br />
五稜星の夢については<a href="http://hakodate.to/hoshinoyume/">http://hakodate.to/hoshinoyume/</a><br />
をご覧下さい。
</p>
<p>◆函館写真歴史館について<br />
入館料は大人200円、3月までは開館時間が9:00～17:00です。<br />
詳しくは<br />
<a href="http://www.hakodate-kankou.com/photo/index.php">http://www.hakodate-kankou.com/photo/index.php</a>をご覧下さい。
</p>
<p>◇谷地頭温泉について<br />
営業時間は：午前6時～午後9時30分(通年)<br />
定休日 ：1月1日、毎月第2・第4火曜日<br />
入浴料 ：小人（6歳未満）70円<br />
中人（6歳以上12歳未満）140円<br />
大人（12歳以上）420円
</p>
<p>◇その他<br />
●函館は一日だけでは廻りきれないほど見所が多いので、最低でも一泊は必要です。宿泊施設が多種多様で多いのも便利です。温泉は湯の川、ビジネスホテルも駅前、五稜郭に数多くありますので、観光の拠点として行きたいエリアを中心に探してみて下さい。<br />
●飲食施設もどこに入ろうか迷うほど数が多いです。特にベイエリア周辺には路地裏を含め店が多いです。カフェも最近増えていますので、深夜帯以外なら困ることはまずありません。<br />
●お土産で生鮮食料を買い求めるならば「中島廉売」という市場もおすすめ。函館名物と云えば駅付近の朝市が有名ですが、やはり観光客向けなのは否めません。中島廉売は地元の台所を支えてきた歴史ある商店街です。<br />
函館駅前から市電湯の川行きで堀川町で下車、徒歩５分。中島町23-6<br />
営業時間は9:00～19:00、露店は12:00～17:00<br />
昭和風情を残す、風情ある市場へ一度足を運んでみて下さい。
</p>]]>
    </content>
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<entry>
    <title>幸せはここにある　～十勝</title>
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    <published>2010-01-04T02:14:36Z</published>
    <updated>2010-01-05T01:44:11Z</updated>

    <summary>新年あけましておめでとうございます。 昨年はぼくの拙い旅にお付き合い頂き、誠にあ...</summary>
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        <![CDATA[<p>新年あけましておめでとうございます。<br />
昨年はぼくの拙い旅にお付き合い頂き、誠にありがとうございます。<br />
今年も、また星を巡る旅にお付き合い下さい。</p>]]>
        <![CDATA[<p>今回の目的地は「十勝」。北海道の広大な土地をもっとも具体的に感じるならば道東へ行くのが最適でしょう。なにせ十勝は広いだけではなく食べ物だって美味しい。北海道では何を食べても旨いでしょ、と云われますが、ここはまた別格。<br />
まず穀物や酪農の産地として、北海道の食を支えていると云っても間違いではないですから。もっともぼくの旅に食べ物が出てくることはないですが...<br />
それは、夜の撮影に集中していると当然おいしい食材を提供してくれるお店が閉まっているからなのですが。<br />
今回は札幌より道央道から道東道を走り、夕張ICを降りたあとは国道274を走り、再び占冠から道東道に乗ると、音更ICまで一気に行くことができました。おかげで札幌市内からでも3時間ほどで到着。ずいぶん楽になったものです。
</p>
<p>さて、十勝の旅では「絶対にここは外したくない」とあくまで個人的にイチオシなのが「旧士幌線／コンクリートアーチ橋群」です。
</p>

<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/05_01.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/05_01s.jpg" alt="旧士幌線／コンクリートアーチ橋群" width="240" height="360" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</span>

<p>帯広から十勝三股を結んでいた士幌線は1939年（昭和14年）に全線開通しましたが、1987年（昭和62年）に廃止になりました。音更川に沿って作られた鉄道のため、橋梁が多く必要になったものの、物資の乏しい時代に鉄をなるべく使わずに現地で採取できる砂利や玉石を利用することで、建設コストを抑えたために選択されたコンクリートアーチ橋が今でも訪れる人の目を楽しませてくれます。<br />
この中には有名なタウシュベツ川橋梁がありますが、今回ぼくが撮影したのは「第三音更川橋梁」です。北海道遺産でもあると同時に国の登録有形文化財です。 当時、コンクリートアーチ橋としては10mを超えるものを製作できなかったことを克服し、32mにもおよぶ長さのコンクリートアーチを無鉄筋で製作にこぎつけたことは、それ以降の土木技術に大きく寄与したことからも、日本の橋梁として重要な遺産であると思います。<br />
その美しさを夜に撮りたい、そう思って帯広からはるばる50km先の糠平までやってきました。
</p>

<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/05_02.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/05_02s.jpg" alt="第三音更川橋梁" width="360" height="240" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</span>

<p>実は一度、橋のふもとまで降りてみました。すでに笹薮の上に積もっている雪のため足をすくわれつつも。しかし、近づきすぎると木々が邪魔なのと、全体が写らないので、再び国道へ戻りました。<br />
この日の夜の気温はマイナス18度、とのこと。いや、寒さに強いぼくも指先の感覚がなくなってきました。カメラのリモートケーブルは硬くなって曲がったままぶら下がっているし、ファインダーをのぞいて息をしているとカメラが真っ白に凍り付きます！これは、もう見事としか云えない（というか、困るんだけども）寒さ。それでも、美しい星空を見ているだけで寒さをちょっとだけ忘れます。<br />
でも、遠くから「ガサっ」とか「得体の知れない鳴き声」が聞こえます。ああ、ここは携帯の電波も届かない、何かあったら終わりだな、と危険を感じつつ再び車に戻り、今度は南下。再び国道を戻り、音更ICに乗り、中札内村へ向かいます。今は中札内まで高速が開通していますし、芽室帯広ICからは無料区間です。
</p>

<p>中札内村は帯広から40km南に位置する場所にあり、農業で有名なことは皆さんもよくご存知かと思います。（有名な花畑牧場もここにありますから）<br />
ここにはぼくの好きな画家「相原求一郎」氏の美術館がありますが、これは帯広に本社を持つ製菓会社「六花亭」が営む中札内美術村のひとつです。独特の力強いタッチと大胆な構図が魅力の相原求一郎氏の絵を数年前、初めてここで鑑賞して以来数回訪れていますが、真冬に来るのは初めてのこと。<br />
実はこの建物が素晴らしくて。昔は帯広市内にあった銭湯の「帯広湯」を移築したものです。大正5年に建てられた石造りの建物はぼくも現役時代に見ていただけに残してくれて嬉しかったです。
</p>

<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/05_03.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/05_03s.jpg" alt="大正5年に建てられた石造りの建物" width="360" height="240" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</span>

<p>丁度、月が上ってきましたが、すでに下弦に近い月のため、あんまり邪魔されることなく星もきれいに輝いていました。<br />
残念ながら11月初旬に冬期休業になって4月下旬まで閉館していますが、もちろん建物だけ見ることは可能です。あたり一面真っ白な雪の中、趣きのある館をじっくり眺めるのもいいものです。周囲の木々に囲まれて静かな一角、星たちとの競演に写真撮影もちょっと一休みして空を見渡します。
</p>

<p>次に向かったのは「旧国鉄広尾線幸福駅」です。中札内ICから北上し、一つ目の幸福ICで降り、右折するとすぐに見えてくるのが旧駅舎。あまりにも有名な1970年代半ばに一大ブームを巻き起こした「愛国から幸福へ」の切符を持っていた方は多いんじゃないでしょうか。
</p>

<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/05_04.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/05_04s.jpg" alt="旧国鉄広尾線幸福駅" width="360" height="240" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</span>

<p>先ほど訪れた旧士幌線同様、1987年に廃止になるまで多くの観光客が訪れていましたが、駅舎が保存された後は公園として整備され、気動車キハ22が二両、簡易除雪車であるモーターカー一両も保存されています。<br />
また駅舎内には昔から名刺、使用済み定期券、はたまた速度違反などの取り締まりによる反則切符(笑)などが多数貼られていることも有名。なんでこんな事が流行ったのかは定かではありませんが、もう、これは歴史を物語るものとして唸るしかありませんね。（いや、その、実はぼくも十数年前に名刺を貼った記憶があるんだけれど、探すことは不可能でした）
</p>

<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/05_05.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/05_05s.jpg" alt="幸福駅駅舎内" width="360" height="240" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</span>

<p>壁や天井、窓枠にまで隙間なく貼られた無数の個人情報。旅人が画鋲をわざわざ持参したとは考えにくいのですが、誰かが刺したものに、さらに貼る、ということで何層にも重なる歴史の凄み、言葉を失うほどの凄さは一見の価値あり、です。でも、確かにここまで貼ってあると自分のなんかわかんないから、やってしまえ、という気持ちになりますよね。お寺などに貼る千社札みたいなものなのかもしれないけど。もちろん、今でもここの駅前には切符や、幸福を願う人々のためのグッズを販売している売店もあり、多くの人々が訪れます。
</p>

<p>駅舎からホームに出ると、そこには今にも動き出しそうな気動車が。ホームそのものも当時のまま、木の床がたまらなく素敵だ。ここを歩くだけでも楽しいと思うのは、鉄分が濃い人だ。保存されているキハ22というディーゼルカーは北海道中を走り回ったローカル線で主に使用されていた気動車。しかもすこぶる保存状態がよく、おそらく道内でここまでキレイに保存されているキハ22は他にはないかも。
</p>

<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/05_06.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/05_06s.jpg" alt="キハ22" width="360" height="240" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</span>

<p>ぼくはしばし、ここでこいつを眺めていた。冷えた車体を触れば手が張り付いてしまいそうになるほどだ。「まだ走れそうだよなあ」...そんなことを思い、何枚もアングルを変えてシャッターを押す。星も絡められるけれど、正直な気持ち、それよりもこいつがどうしたらキレイに写るだろうか、そんなことを考えながらずっと周囲を歩いていました。<br />
ぼくは星の専門家じゃないし、自然の景色と星の写真は、パーツダウンロードの壁紙になっているお二人の作品が抜群に素晴らしいので、ぼくは得意分野の建物や人工物を夜に撮りたいのだ。夜だからこそ、見えてくるものを。<br />
でも、見れば見るほど「朝になったら動くんじゃないか」なんて思ってしまう。それほどに美しい。なんて考えていたら、空がそろそろ明るくなりそうな気配に。とうとう夜が明ける時間までぼくはここに佇んでいたのです。 
</p>

<p>～あの頃に想いをよせて～</p>
<p>星たちが眠りにつく頃、<br />
きみは、そろそろ目を覚ます。<br />
今朝はとてもしばれているから、<br />
少し早めにエンジンに火を入れようか。
</p>

<p>「からから」とほがらかに、<br />
歌いはじめたきみ。<br />
車内もうんと暖かくしておこう。
</p>

<p>やがて駅には人がやってくる。<br />息を白くしながらきみを待っている。
</p>

<p>みんなの笑顔に会うために、<br />
きみはどんなに凍える日も、<br />
雨の日も、風の日も元気にね。
</p>

<p>学校や仕事へ向かう人たちの<br />幸せを願って、いつも走ってたね。
</p>

<p>あれから何年経っただろう。
</p>

<p>今もここを訪れるたくさんの人たちの、<br />
笑顔に会うために。<br />
みんなの幸せを願うために、
</p>

<p>きみはここにいる。
</p>

<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/05_07.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/05_07s.jpg" alt="キハ22" width="360" height="240" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</span>

<p style="margin-bottom: 30px;">2010年がみなさまにとって、素晴らしい一年になることを幸福駅で祈願してまいりました。<br />
では、また次の旅でお会いしましょう。</p>


<p>◆十勝へのアクセス<br />
札幌からは道東道で夕張IC～国道274号～占冠IC～音更帯広ICで向かうのが一番安心で早いです。<br />
また、旧士幌線沿いにあるコンクリート橋脚見学ならば、音更帯広ICで降りたあと、国道241号を「士幌」方面へ北上します。上士幌町からは糠平方面へ国道273号線へ。北上すると元小屋ダムにさしかかる橋と並行して「第三音更川橋梁」が左側に見えます。国道沿いにはコンクリートアーチ橋の案内看板が整備されており、有名な橋梁付近には車を停めるスペースがあります。<br />
中札内村へは道東道芽室帯広ICから中札内IC（終点）まで行きます。この区間は通行料が無料です。（正しくは帯広・広尾自動車道です）また、帯広市内からは国道236号線で向かいつつ、途中の景色をじっくり楽しむのもいいでしょう。<br />
帯広周辺は広大な林、畑、酪農地域ならではの景色が広がり、真冬でも楽しめます。また温泉も多く、十勝エリアに点在する「モール温泉」の泉質は非常に肌にもよく、入っていて気持ちがいいです。宿泊はぜひ、温泉のある宿をおすすめします。
</p>

<p>◆おすすめ撮影ポイント<br />
●国道241、273号線沿いの士幌～上士幌エリアは農家が点在し、どこか懐かしい情景が多く、昼間でも見飽きない景色が続きます。夜間なら星も美しく、月明かりがあれば林が照らされとても雰囲気がいいです。長時間露出でぜひ星を入れながら撮影して欲しいエリアです。<br />
●旧士幌線のコンクリートアーチ橋は国道273号線沿いに点在し、至る所に案内看板が丁寧に配置されているので見落とすことはないと思います。有名なタウシュベツ川橋梁は今の時期、水没しており見られないかもしれません。今回撮影した「第三音更川橋梁」は国道と並行している橋の上から撮影が可能です。コンクリートアーチ橋付近へ降りるのは危険が伴いますので、安全な場所から見学、撮影しましょう。（橋は老朽化などで危険です。歩いて渡るなどは絶対にしないで下さい）<br />
●帯広市内の町は、昭和の色を残す建物が多く歩いて撮影するのも楽しいです。<br />
●中札内美術村は冬期間建造物内部は閉館されていますが、外部の見学は可能です。ただし、除雪を行っていない部分はかなり雪が深いため、長靴が必須です。（それでも、足りない場所もありますのでご注意を）<br />
●幸福駅や愛国駅は国道236号線より一本東側の道路沿いにあり非常にわかりやすいと思います。駅舎として雰囲気があるのは幸福駅ですが、愛国駅も昭和レトロな雰囲気が漂い、どこか懐かしさをおぼえます。日中は愛国駅も開放されており、駅舎内には当時を偲ぶグッズが展示されています。<br />
●時間があれば、幸福駅から国道236号線を南下し旧忠類村（現幕別町）にあった旧忠類駅へ立ち寄りたいところです。木造駅舎としては非常に程度よく保存されています。旧国鉄のローカル駅のスタンダードなイメージで、ホームと共に保存されています。<br />
●2010年1月23日から2月28日（毎晩19:00～21:00）まで、十勝川温泉にある十勝が丘ハナック広場にて「彩凛華（さいりんか）」と呼ばれる光の森をイメージした夜のイベントが開催されます。広場を埋め尽くしたイルミネーションが圧巻です。<br />
詳しくは<a href="http://www.tokachigawa.net/event/sairinka.html">http://www.tokachigawa.net/event/sairinka.html</a><br />
●2010年1月29日～31日まで帯広市緑ヶ丘公園（緑ヶ丘2丁目一帯)にて「おびひろ氷祭り」が開催されます。氷像や花火、グルメも楽しめますので、こちらも併せて楽しみたいですね。
</p>
<p>◆その他<br />
●道東エリアは積雪が少なくても夜間は道路が凍結するので、運転はじゅうぶん気をつけて下さい。また、道道などの一部エリアは夜間の除雪を行っていないので途中で行き止まりになることが多いです。<br />
風がかなり強い夜間は吹雪で道路が消える現象が多いのが、このエリアの注意点です。また、信号機のない交差点では一時停止して左右の確認を行いましょう。十勝型事故と云われる交差点での事故が多いのも、農道などまっすぐな道が多く、交差点も林などで見通しがよくない場所で起こります。停止標識がなく優先であっても、左右確認を絶対に行って下さい。<br />
●農道では路肩の積雪でタイヤを落として動けなくなることがあります。農業用水のためにある深い溝は積雪で見えなくなっている場所も多いのでご注意を。道の端に車を停めて撮影する場合、できれば安全な場所に停めましょう。（携帯の電波が届かないエリアでは救助要請にも苦労します）<br />
●コンビニは国道沿いにそこそこ多くあるので、夜間でも食料調達などに不便はありません。（ただし、帯広より北のエリアへ行く場合、上士幌町を過ぎるとなくなるので注意）
</p>]]>
    </content>
</entry>

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    <title>最果てに破れ散る　～稚内</title>
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    <published>2009-12-01T01:48:14Z</published>
    <updated>2009-12-01T00:35:34Z</updated>

    <summary>みなさん、こんにちは。寒さ本番の日々、いかがお過ごしでしょうか。この原稿を執筆し...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.nmhokkaido.jp/column/">
        <![CDATA[<p>みなさん、こんにちは。寒さ本番の日々、いかがお過ごしでしょうか。この原稿を執筆している時点では未だ根雪にはなっていない札幌ですが、もういつ視界が白く埋め尽くされるのか気になる昨今です。</p>
<p>その寒さが厳しくなる季節に、さらに寒い場所へ行くというのが北海道の醍醐味。もっとも旅をするぞと決めた時に空が晴れる保証なんかないわけですから、あとは運任せとなるちょっと不安混じりの旅でもあります。</p>]]>
        <![CDATA[<p>今回の目的地は「稚内」、まさに日本の最北端。そのイメージたるや誰もが「さいはての町」をイメージするでしょう。ええ、本当にここはさいはての地でした。やられました。もう皆さんに最初に謝っておきます。なんでかと云いますとね、思ったような撮影ができなかったのです。そりゃ、オマエの腕が悪いんだろがぁ、と罵って頂いて結構のていたらく。いけませんね、完全にリサーチ失敗でございました。<br />
実は狙っていた被写体がことごとく「閉館」もしくは「冬期間封鎖」状態でして...でも、ベタな観光地を避けるのが裏道旅ではないかと開き直ってみたり。 
</p>
<p>まあ、能書きはともかく車を道北へ走らせましょう。今回は札幌から道央道を北上し、終着の士別剣淵ICを降ります。しばし国道40号線を走り、まず立ち寄ったのが名寄市。名寄駅手前には「北国資料館」があります。もちろん夜間は閉館していますが、全国で唯一の北国ならではの保存列車があり、紹介したいと思ったのです。
</p>
<p>北国といえば雪、とりわけ豪雪地帯である道北は交通機関にも厳しい地域。その中でも鉄道は雪との戦いでした。名寄は宗谷本線や、すでに廃止になった名寄本線、深名線の拠点として重要な駅。道北の住民の大切な足を確保するため、冬期間の豪雪対策に用いられた排雪列車「キマロキ」が完全な状態で保存されているのです。「機関車＋雪をかき集めるマックレー車＋雪を遠くへ排雪するロータリー車＋機関車」の頭文字を取って「キマロキ」と名付けられた編成がそのままここに保存されて往時を偲ぶことができるのです。しかし、残念ながら冬期間は状態よく保存する為にブルーシートに覆われて撮影ができなかったのです。無念！また、星も雲に隠れていましたので参考までに以前、昼間に撮影した画像をご覧下さい。
</p>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/04_01.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/04_01s.jpg" alt="排雪列車「キマロキ」" width="360" height="240" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</span>
<p>名寄を失意のまま去り、一路車は北を目指します。国道40号線を再び北上すると、やがて豊富町に入ります。ここで豊富バイパスに入ればスムーズに町内を向けることはできますが、もともとさほど交通量が多い訳でもない夜間帯、バイパスではなく旧40号線（稚内国道）のまま町内へ。やがて「兜沼駅」へ向かう道道1118号線に左折する交差点に差し掛かりますのでここを左折。そのまま兜沼駅方面へ向かう途中に出くわしたのが「兜沼郷土資料質」という風情ある建物。
</p>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/04_02.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/04_02s.jpg" alt="兜沼郷土資料質" width="360" height="240" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</span>
<p>この郷土資料室は別名「サロベツ館」とも呼ばれているようです。元々は兜沼郵便局として1934年に建築されたもの。正面のデザインも非常にすばらしく、当時としては非常にモダンな造りです。その名も「関東甲信越式木造／兜造り」という名称なのだとか。1981年に郵便局としての役割は終え、中には郵便局の歴史や局長の所有物、兜沼地区に関連した資料が展示されているそうですが、もちろん夜間は閉館。開館は５月から10月の土日のみで9:00から16:00まで。うーん、中を見たかったなあ、という思いで三脚を立て被写体に敬意を払いシャッターを押します。ナトリウムランプが強いためオレンジ色に染まりますが、静かな夜に映える兜造りの面構えは永年の風雪に耐えた風格を醸し出し私を叩きのめしました。
</p>
<p>国道40号線に戻った車は稚内市内へ入ります。駅方面を目指し一路目的地へ。稚内と云えばぼくはまずここを思い浮かべます。「北防波堤ドーム」こそ、稚内のシンボルでしょう。あ、ベタな観光地を避けるとか云いつつすみません。でもここを語らずに稚内を語ることはできないわけですよ。なぜならば、さいはての町がさいはてになる前の歴史を物語っているからです。戦前の日本最北端は稚内より北の樺太（現ロシア・サハリン）、それも南半分が日本の領地でした。樺太と稚内を結んだ鉄道連絡船の桟橋と桟橋に着く連絡船の乗客を守る目的で作られもので、乗客はドーム内を歩いて桟橋から連絡船に乗り込んだそう。
</p>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/04_03.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/04_03s.jpg" alt="北防波堤ドーム" width="360" height="240" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</span>
<p>まるでローマの建築物を思わせる素晴らしい防波堤は1936年の完成で、設計は若干26歳の道庁技師、土谷実氏で、北海道大学を卒業後三年目の若さでこの大仕事をやってのけたそうです。長さ424mのドーム内を歩いてみると、その広さにまたまた叩きのめされます。うーん、凄い。これが26歳の若さで設計したというのだから本当に驚くばかり。
</p>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/04_04.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/04_04s.jpg" alt="北防波堤ドーム" width="360" height="240" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</span>
<p>何でしょうかね、この美しすぎる防波堤っていうのは。夜に見るとよりいっそう厳かで偉大な建築物に見えてくるってものです。もう、ここで何枚撮影したでしょうか。防波堤の前は普通に道路ですが、すでに深夜なので行き交う車はほとんどありません。ええい、道路のど真ん中で三脚立てちゃえ、とばかりにカメラに集中です。車来たっていい、もう轢くなら轢いてみろっ！とばかりに気合いを込めたものの、星が...乏しいの。泣きたくなるのをこらえつつ、次は稚内市内を見下ろせる、ちょっと高台にある「稚内公園」に行こうと車を走らせました。
</p>
<p>稚内公園には「九人の乙女の像」があります。戦争も終わった1945年8月20日、南進するソ連軍が上陸しても電話交換業務の移管が行われるまでは業務を遂行すべく、最後は集団自決を図った真岡郵便局の電話交換手九人の乙女達の物語はあまりにも有名だけれど、ぼくはこの事実を知ったのが10年ほど前だった。この慰霊碑でもある像を見て思わず号泣してしまったのです。まだ若い乙女達の悲しい決断を思うと今の平和の時代に生まれたことを感謝せざるを得ないと。その慰霊碑を星の下で撮影したいと思ったんです...でも、でも。「路面凍結のため閉鎖」、無情に閉まるゲートの前で、またまたまた失意で動けなくなる私。もーっ！確かにゲートの前はツルツルに凍った道路。車をバックさせUターンしようと思ったら、いきなり車が滑って横を向いたまま道路を降りたという怖さ、ああ、やっぱり閉鎖は致し方ないかと妙に納得。いや、危ない危ない。
</p>
<p>じゃあ、どんなにベタでもいいよ、もう最北端に行こうじゃないの、と向かったのは宗谷岬。ええ、行きました。でも、なんだかイヤな予感がするのです。車が真っすぐ走らないのですよ、あらあら。すごい横風...岬の駐車場に着いてドアを開けようとしたら...ドアが開きません(笑)。うおおお、すごい風！実はずっとラジオを付けていたんですが、宗谷には強風波浪注意報が出ているようで、どうやら風速15m/sとのこと。
負けない、いいの、大丈夫...風に飛ばされそうになりつつカメラと三脚を取り出しセッティングしましたが...一番重量級な三脚が振動で使えない！当然星を撮影するにはいくらカメラの感度設定を目一杯上げても数秒間はシャッターを開ける必要があります。残念ながらちょっと無理。
</p>
<p>じゃあ、風が少しでも弱い場所はないのかと、ノシャップ岬へ。稚内市内からはこちらの方が近いので最初からここにすればよかったです。宗谷岬よりは風が弱いとはいえ、ここもかなり風が吹いています。実は、私このノシャップ岬にある稚内灯台が好き。宗谷岬にも宗谷岬灯台がありますが、カタチはこっちが断然好き。紅白のキレイな灯台は43mの高さを誇り、これは日本第二位なのです。しかも、日本の灯台50選にも選ばれたほど魅力がある灯台で、国境に位置する国際海峡を守る重要な役割を果たします。閃光は20秒に二回、33km先まで光を届けます。
</p>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/04_05.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/04_05s.jpg" alt="稚内灯台" width="360" height="240" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</span>
<p>ああ、素晴らしい。灯台の真下からやっと息をのむような美しい星がまたたきます。やっと出会えました。でも、やはり風が強いんです。三脚の足を全部伸ばさず、カメラを装着し、リモートケーブルを握りしめ、ぼくは三脚を抱きしめる。体重をかけ、風で動かないように必死でしがみつく。何度も何度もシャッターを切ります。モニターで確認する時間が惜しいとばかりに、次々に撮影します。カメラを通して星を見るなんて野暮なこと、やはり肉眼で見るに限る！いや、実はキレイに尾を引く流れ星が見えたんです。
</p>
<p>このさいはての地で、果ててしまったぼく。いや、ホント外しまくった旅でしたが、こんなこともありますよ。そりゃあ、限られた時間ではるばる行って星が見えないことだって（というか見えない確率の方が多い季節なのかも）あるわけです。でも、最後に最高の星が拝めてよかった。星へ届けと光を放つ稚内灯台の真下で、日本最北の星空をずっとずっと眺めていたぼくでした。
</p>
<p style="margin-bottom: 30px;">では、また次回の旅でお会いしましょう。（つづく）</p>
<p>◆稚内へのアクセス<br />札幌からは道央道を旭川方面へ、終着地士別剣淵ICを降りたあとは稚内方面へ国道40号線を走ります。このルートでは大きな峠道もないため、比較的冬期間でも走りやすいです。<br />
日本海側から国道231号線を北上するルートもあります。石狩～留萌を経て、留萌らは国道232号線を海沿いに走るルートは昼間、海とサロベツ原野を楽しめるのでおすすめです。ただし、冬期間は強風、凍結路面にじゅうぶん注意してください。
</p>
<p>◆おすすめ撮影ポイント<br />
●豊富町兜沼は水鳥の生息地でもあり、サロベツ湿原にも近い自然豊かな公園があります。ただし、雪が深い場合は足下に注意してください。また、兜沼郷土資料室は冬期間閉鎖されていますが、外観は鑑賞可能です。もし時間があればぜひ見て頂きたい建物です。北海道には非常に珍しい建築物です。（2008年に放映されたドラマ、九人の乙女の物語の舞台になった真岡郵便局のロケに使われました）<br />
●稚内公園は市内高台にあり、市内を見渡すことのできる場所として外せないスポットなのですが残念ながら閉鎖されます。来春以降、稚内を訪れる機会がありましたらぜひ立ち寄って下さい。実は2006年に廃止されましたが、日本最短のロープウェイがあったのです。<br />
●北防波堤ドームは、稚内駅より少し北へ歩くとすぐに見つかります。夜間でも明るいので撮影も比較的簡単に行えますが、街灯などの明るさゆえ、星と絡めるのはちょっと難しいかもしれません。威厳を感じる北海道遺産にも選ばれた建築に見とれます。かなり長い防波堤なので広角レンズは必須です。<br />
●ノッシャップ岬（野寒布岬）へは市内中心部より道道254号線で北上します。稚内灯台は日本第二位の高さを誇る大型の灯台で、見応えがあります。宗谷岬灯台と並んで国際海峡である宗谷海峡の安全を見守る重要な役割を果たしています。日中は利尻、礼文島を望む場所にあり、夕暮れの景色は最高です。風が強いことも多いので、望遠レンズを使用する場合は必ず三脚を使いましょう。<br />
晴れていれば夜間、星が非常に美しく撮影好適地です。街灯の影響が少なく、海と絡めての撮影にも適しています。
</p>
<p>◆その他<br />市内はコンビニも多く、食料調達は夜間でも大丈夫です。積雪時は、風が吹くと凍結しやすく運転にはじゅうぶん注意して下さい。
</p>]]>
    </content>
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    <title>北海道の炭鉱発祥地～三笠市</title>
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    <id>tag:www.nmhokkaido.jp,2009:/column//9.256</id>

    <published>2009-11-04T09:00:00Z</published>
    <updated>2009-11-04T09:25:58Z</updated>

    <summary>みなさん、こんにちは。いよいよ北海道も本格的な冬を迎える季節になりました。寒さは...</summary>
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        <![CDATA[<p>みなさん、こんにちは。いよいよ北海道も本格的な冬を迎える季節になりました。寒さは日ごとに増しますが、星空がよりきれいに見えるシーズンでもあります。さて、当コラム三回目に選んだ旅先は「三笠市」です。</p>
<p>北海道の歴史に欠かせないのが様々な産業の発展ですが、その中でも石炭産業は北海道の重要な要となりました。それらを陰で支えていたのが鉄道です。二回目に続き鉄道ネタが一部被りますがご容赦を。</p>]]>
        <![CDATA[<p>北海道の鉄道の歴史と云えば誰もが小樽・手宮線を思い浮かべるでしょう。1880年に北海道で初めて鉄道が開通した路線ですが、日本の鉄道としても三番目に古い歴史を誇ります。1985年に廃止された後は、一部施設や車両、線路も保存され、今では小樽市総合博物館として親しまれています。</p>
<p>この手宮線と結ばれ1882年に開通したのが「幌内線」です。幌内はいち早く明治初期に炭鉱の調査が開始され、良質な石炭鉱脈が発見され幌内炭鉱が誕生しました。その石炭を運搬するために鉄道が敷かれたものです。（当時は官営幌内鉄道として開通）その後、北海道炭礦鉄道として運営されていましたが1906年に国有化されました。とりわけ空知地区には炭鉱が多くあり、そのための鉄道も多数存在し、沿線は多くの集落、街が存在していました。しかし、石炭産業の斜陽化、そして炭鉱の閉鎖により周辺人口の減少に伴い、多くの路線が廃止になったのです。幌内線はJR移行後の1987年、JR線廃線第1号となってしまいました。北海道の鉄道の多くは石炭産業とは密接な関係もあったため、歴史背景を考えると廃線は致し方ないのですが、網の目のように北海道中を網羅していた鉄道も、今はずいぶん寂しいものとなりました。</p>
<p>三笠市は札幌からほど近く、岩見沢を過ぎればすぐに三笠市内へ入りますが、まずは幌内線の跡地を訪ねてみようと思います。国道12号線を走り岩見沢市内中心部を少し過ぎ、やや左にゆるくカーブするあたりに道道917号線（岩見沢桂沢線）に向かう道が右側にあり、そこから三笠方面へ向かいます。詳しいルートは後述するとして、幌内線旧萱野駅舎を最初の目的地にしました。</p>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/03_01.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/03_01_s.jpg" alt="幌内線旧萱野駅舎" width="360" height="240" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</span>
<p>この旧萱野駅は2001年、地元有志、地元の建設会社が往年の姿に復活させて以来、とてもきれいに保存されており、今ではライダーハウスとして多くの旅人に利用されています。ホーム側には車掌車も保存されており今にも列車が来そうな雰囲気で、ここでボーッといつまでも空を眺めていたくなるほど。いかに地元の人々に愛されていたのか、駅舎の柱などを手で触り、想いを感じてみます。そう、石炭だけではなく地元の大切な足として岩見沢へ通勤、通学などのためにも利用した方々が多くいたのでしょう。この駅には人が集い、人の声が溢れていたはずです。今は静かにひっそりとした萱野の集落、その昔の賑わいを思い浮かべて次の目的地へ向かいます。</p>

<p>再び道道917号線へ戻り、三笠市の中心街へ向かうと突き当たりを左折すれば旧三笠駅にたどりつきます。ここは現在三笠鉄道村の施設の一つであるクロフォード公園として活用されており、構内には当時の三笠駅の旧名である幌内太駅の雰囲気を醸し出す駅舎や機関車、貨物列車が保存されています。</p>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/03_02.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/03_02_s.jpg" alt="幌内太駅の雰囲気を醸し出す駅舎や機関車、貨物列車" width="240" height="360" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</span>
<p>旧三笠駅構内及び、旧幌内駅構内は北海道の鉄道の歴史を後世に伝えるため、三笠鉄道村（クロフォード公園・三笠鉄道記念館）として整備されているのですが、残念ながら10月16日～4月15日の間は冬期間閉鎖になっており眺めることは可能ですが施設内部の見学は不可能で、保存車両もシートに覆われています。それでも、往年の雰囲気を味わうには十分で味わい深い木造の跨線橋の下で星空を眺めるというのもなかなかのもの。ぼくは跨線橋が好きで、どうしても登りたくなります。跨線橋の上から窓を開けて、駅舎や線路を俯瞰で見るのがとても好き。そんなことをしていると子供の頃を思い出すのです。あるいは、跨線橋やホームですれ違う、毎朝見かける女の子にドキドキときめいたりした想い出はありませんか？</p>
<p>そして線路上に保存されているピカピカに光るディーゼル機関車DD51の姿に（あくまで個人的なことですけれど）うっとりしつつ周囲の静けさと星の美しさにしばし時を忘れます。ここも大切に管理されており、三笠にとって鉄道がいかに重要であったことが伺い知れるのです。</p>
<p>次はクロフォード公園から道道917号線を再び走り、幾春別方面へと向かいましょう。途中には旧唐松駅舎も保存されているのも見えます。やがて道道116号線に合流し、そのまま幾春別町内へ入ると幌内線の終着地である幾春別駅があった、現在は幾春別バスターミナルとなっている場所に着きました。そこから旧駅前通りの北側に目をやると奔別（ぽんべつ）炭鉱立坑櫓が見えるはずです。三笠にある数多い炭鉱の中でも、当時東洋一と云われていた高さ51.2m、深さ740mを誇る立坑櫓は1960年に完成したものです。しかしわずか11年後の1971年に閉山されたあと、今は一般の工場として一部施設が使われているだけです。</p>

<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/03_03.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/03_03_s.jpg" alt="奔別（ぽんべつ）炭鉱立坑櫓" width="240" height="360" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</span>
<p>北海道で重要な産炭地として三笠地域が君臨していたことを示す遺構の一つなのですが、その中でもひときわ壮観で威厳を感じる奔別の立坑櫓は、町の誇りとして今もその姿を誇示しているようです。幾春別の市街地は商店もほとんどなく、今では往時の賑わいを感じることはできませんが、この三笠を支えてきた産業のかけらを見て歩くことでこの町がとても好きになっていきます。また、三笠の歴史をじっくり見て学ぶならば、すぐ近くに三笠市立博物館もあります。三笠市立博物館には、この三笠に生息していた天然記念物エゾミカサリュウ化石をはじめ、アンモナイト等、1000点以上の展示物があります。また、炭坑の町として栄えた歴史を刻んだ資料や、三笠の豊かな自然を知ることができる屋外博物館なども整備されています。 ぜひ、昼に訪れたい施設ですね。</p>
<p>さて、いよいよ旅の終着地へと向かうことにしましょう。先ほど走ってきた道道116号線をさらに奥へ進むと、やがて右側に桂沢湖が見えてきました。案内看板に沿って湖畔へ向かう道へ降り、さらに駐車場からは徒歩で向かいます。桂沢湖は桂沢ダムの完成とともにできた人造湖ですが、周囲の景観がよく、紅葉も見応えがあります。夜ですとほとんど灯りはありませんが、そのぶん星空が楽しめるという訳です。</p>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/03_04.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/03_04_s.jpg" alt="桂沢湖" width="360" height="240" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</span>

<p>さすがに深夜ですと人影もなく、一人ではちょっと怖く感じるかもしれませんね。因みにぼくは全く怖く感じることはありません。夜にどんな山奥でも入って行きますね。でも、一番怖いのはクマでしょうか。さすがにこればっかりは気をつけています。クマ除けのため明るい懐中電灯は必須ですし、もし車が近くに停めておけるのであれば定期的にクラクションを鳴らし警戒します。（あたりの静けさ故にケモノの遠吠えなどが聞こえてくると、ちょっと警戒心が働きますよ）</p>
<p>昼間でも見応えのある景色ですが、やはり夜の桂沢湖はひときわ神秘的でカメラのシャッターを押しつつ、しばし星に見とれていました。あいにくこの日は雲が多くなってきたのですが、流れる雲もまたアクセントになったかなと云い訳しておきます。ただ、この美しい景色も星がこうして見られるのは先人の苦労と汗のおかげであると感じます。三笠をはじめ北海道の産業を長く支えてきた炭鉱ですが、閉山に伴い町は様変わりしました。ぼくの先輩がこの三笠の出身で昔、静かに語ってくれたことがあります。</p>
<p>「炭坑夫は稼ぎもよくて、あの頃は町全体が浮かれていた。札幌の町なんかメじゃなかったね、凄かったんだ」しかし、残念ながら炭鉱で起こった様々な悲しい出来事は町に影を落とすこともありました。夕張市が財政破綻したことで、旧産炭地の厳しい現状を目の当たりにすることがしばし続きました。でも、いま、町は元気を取り戻しつつあります。ここには誇るべき環境がありますから。旧産炭地のすばらしい景色、飾らない町の姿を皆さんにぜひ見て欲しいのです。広い北海道、点在する町にも人の暮らしは続き、新たな息吹を感じる瞬間があります。「そこに人が居る限り希望が失われることはない」そう思いました。美しい星空、これも立派な資源です。</p>
<p style="margin-bottom: 30px;">さて、またまだ旅は続きます...（つづく）</p>
<p>◆三笠市へのアクセス<br />国道12号線、岩見沢を過ぎて「三笠市」方面へ「岡山交差点」を右折、道道116号線へ。高速道路の場合は「三笠IC」で降り、道道を左折。</p>
<p>◆旧萱野駅<br />札幌からは国道12号線を走り岩見沢市内中心部を少し過ぎ、やや左にゆるくカーブするあたりに道道917号線（岩見沢桂沢線）に向かう道が右側にあります。目印はガソリンスタンド、そこを右折し自衛隊岩見沢駐屯地方面へ向かいます。しばらく道なりに進むと、道道30号線（三笠栗山線）と交差します。この交差点を左折するとすぐに右側に萱野中学校が見えてきます。少しそのまま進むと右へ入る細い道があり、すぐに駅舎が見えると思います。<br />高速三笠ICから旧萱野駅へ向かうには、ICを降りて道道をまたいで直進。そのまま道なりに進むと道道30号線へ交差。左折し、萱野中学校手前の道を左折。</p>
<p>◆クロフォード公園<br />道道917号線を三笠市内中心部まで突き当たりまで進み、すぐ目の前が旧幌内太駅舎。</p>
<p>◆三笠鉄道記念館<br />クロフォード公園から道道1129号線、幌内方面へ。鉄道記念館そのものは冬期閉鎖中ですが、幌内駅構内の雰囲気を感じ取って欲しいです。また幌内までの途中、道道に沿って右側に線路が残っています。</p>
<p>◆旧奔別炭鉱<br />道道917号線、または道道116号線を幾春別方面へ走り、幾春別バスターミナルのある交差点を左折。突き当たりの工場敷地内が奔別炭鉱跡です。</p>
<p>◆桂沢湖<br />幾春別から、さらに道道116号線を東へ向かい、桂沢ダムを過ぎるとほどなく湖畔へ向かう道があります。</p>
<p>◆撮影ポイント<br />大正時代の面影を残しつつきれいに整備されている旧萱野駅舎は裏側のホームに面した方からの眺めもいい。クロフォード公園は冬期間駅舎内に入ることはできませんが、木造の跨線橋をぜひ見て欲しいです。幌内方面には古い町並みが少しだけ垣間みられ、どことなく懐かしい雰囲気があります。旧幌内線の駅舎としては道道917号線沿いの旧唐松駅も地元の方によってきれいに保存されています。日中は開放していることもあります。<br />
奔別立坑櫓は敷地内へ入ることはできませんので、望遠レンズが必須になります。また、脇道を登ると俯瞰で撮影できるポイントがありますが、夜は足下が暗いため危険です。
桂沢湖は昼夜問わず景色がいいので、じっくり撮影が楽しめますが深夜の行動は足下にじゅうぶん注意してください。（湖畔は段差がいくつかあります）<br />
※星空の撮影は、寒い季節なのでバッテリーの予備を必ず用意して下さい。</p>
<p>◆その他<br />食料品の調達は市内にコンビニが数軒ありますので不便はないでしょう。トイレはクロフォード公園や桂沢湖畔、幾春別バスターミナルにもあります。</p>

<p>◆注意<br />三笠市内には炭鉱遺構が数多くありますが、基本的に施設内への侵入は絶対にお止め下さい。危険な場所も多いため、注意して下さい。</p>]]>
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    <title>銀河鉄道の夜　～旧富内駅</title>
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    <id>tag:www.nmhokkaido.jp,2009:/column//9.217</id>

    <published>2009-10-01T01:00:00Z</published>
    <updated>2009-09-30T09:30:40Z</updated>

    <summary>みなさん、こんにちは。いよいよネイチャーミュージアム北海道も正式オープンになりま...</summary>
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        <![CDATA[<p>みなさん、こんにちは。いよいよネイチャーミュージアム北海道も正式オープンになりました。僕も、よりいっそう夜の旅が楽しくなりそうな予感です。</p>
<p>さて、当コラム二回目に選んだ旅先は「むかわ町穂別」。札幌からだと国道274号線を帯広方面に向かい、夕張を過ぎてからややしばらくすると穂別市街に向かう道道74号線へ右折します。もちろん、高速を使う場合も夕張ICで降り、国道274号線に合流します。（もっとも道東自動車道の現在終着地点が夕張なので当然ですが）夕張ICを過ぎてしばらく車を走らせると、突然大きな橋脚が姿を現しました。</p>]]>
        <![CDATA[<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/02_01.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/02_01_s.jpg" alt="富内駅01" width="240" height="360" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</span>
<p>夕張とトマムを結ぶ道東自動車道の建設現場ですね。ここから先、占冠とトマム間は10月24日に開通し、あとは夕張と占冠が開通すれば札幌から帯広方面へすべて高速道路で結ばれることになります。</p>
<p>さて、この建設現場の橋脚ですが、車で下をくぐった時に「格好いい！」とばかりにUターンし、駐車場に車を停めてカメラと三脚を担いで現場へ直行です。こういうものはひらめいた時が勝負、一期一会、色々な言い訳を考えつつ足早に向かいました。</p>
<p>なにせ夜空には満天の星、まるで国際宇宙ステーションのような（いや、残念ながら現物を見ていないので想像でしかありませんが）美しさ。建設途中の建造物に見とれてしまうのも、夜の雰囲気ゆえなのでしょうか。実は、まだ現場には灯りがあり、それが幻想的な雰囲気を醸し出していたのですよ。ところが、三脚をセットした瞬間「パッと」無情にも灯りが消えてしまい、そのうちゴンドラが降りてきました。作業員の方々が仕事を終えたようですが、思わず「もう一度、5分でいいから灯りを点けてっ！」と叫びそうになりましたよ。</p>
<p style="margin-bottom: 20px;">たぶん、日中ここを通過してもさほど目に留まらないのではないでしょうか。夜だからこそ、そして輝く星空があったからこそ、私は車を停めていたのかもしれません。しかし、まあ、作業が進めばこの景色も過去のものになりますから、こうして写真に残す一瞬というのはいかに大切なことか。まさか、こんな絵を撮っている奴がいるなんて建設作業に携わっている方は知り得ないでしょうね。</p>
<p>さて、話を進めますと、道道74号線を走るとやがて穂別町内に入ります。現在は「むかわ町」と名を変えた穂別ですが、町の様子も昔とはずいぶん変わったように思います。旧穂別町は「化石のまち」というキャッチフレーズで博物館もあり、化石を元に復元した「ホベツアラキリュウ」という恐竜の骨格が展示されています。</p>
<p>この穂別市街からさらに車を鵡川方面、富内へ車を走らせます。すると富内の集落へ入る道へ差し掛かります。左折し、橋を渡れば集落の中に富内駅はすぐに見つかるでしょう。</p>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/02_02.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/02_02_s.jpg" alt="富内駅02" width="360" height="240" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</span>
<p>この旧富内駅は旧国鉄富内線の駅で、1986年に廃止されました。日高本線鵡川駅と日高町駅間82.5kmを結んでいた旧富内線は、元々沿線の森林資源、鉱物、石炭などの運搬を主目的に1964年、全線開通しました。元々は大正時代からの歴史ある路線でしたが、沿線の貨物廃止、その後は赤字ローカル線に指定され惜しまれつつ廃止となりました。実は、この富川駅、プラットホーム、そして敷設されている線路が文化庁の「登録文化財」に指定されています。駅舎は大正12年に建造されたもので、ローカル線にはよくあるスタイルの駅舎ですが、今では貴重などこか懐かしい、いかにも「田舎の駅」としたスタイルは安らぎを感じます。例えば、鉄道模型にある駅舎の標準的なデザインとでもいいますか、やっぱり駅はこのカタチだよね、と力説したくなるのが富内駅なんですよ。駅前はさほど広くはありませんが、駅舎の撮影はしやすく、夜でも灯りがあるためピント合わせもスムーズに行えました。また、駅前にはトイレも設置されていますので、長い時間ここで過ごしても不便はありません。（ただし、商店街と言うほどの店はなく、食料などは穂別町内で仕入れておくことをおすすめします）</p>
<p>駅舎に併設されたホームの他、島式ホームを備えた3線式の路線がすべて残されているというのも、他の廃線駅とは大きな違いであります。この敷設時のベルギー製レールをはじめとして、道内から転用されたドイツ製、アメリカ製レールなどが保存されているというのが、登録文化財の理由なのだそう。古くは1920年代の輸入レールがそのまま残されているなんて、ちょっと凄いですよ。どのレールがどこの国のモノなのかは残念ながら夜ではまったく見えません。明るければ刻印などから判明できるのではないでしょうか。ぜひ、みなさん、確かめて撮影などをして欲しいですね（あら、他人任せ...）。</p>
<p>構内には旧型客車が二両保存されており、ライダーハウスとしても活用されていました。ちょうど、撮影に来た時にも一名様ツーリングで宿泊していました。いいなあ、ここに泊まって撮影っていうのも。でも、車なら「車で寝たら」と言われそう。また、構内にはポイント切り替えのための設備、信号灯などもそのまま残されています。まるで、今にも列車が走ってきそうな雰囲気が漂うのも魅力のひとつ。</p>
<p>何より隠れ鉄ちゃんである僕が大喜びしたのは「腕木式信号機」も、そのままいい状態で保存されていることですね。ちょうどこの腕木式信号機に月の光が当たって輝きました。</p>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/02_03.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/02_03_s.jpg" alt="富内駅03" width="240" height="360" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</span>
<p>まるで、今にも「かたん」と音をたてて動きそうです。この状態は「通行制限」を表していますので、列車はホームから出発してはいけません。振り返ると列車が出発を待っているような、そんな夜です。広い構内は撮影するポイントもたくさんありますし、大正時代に完成したホームに腰掛けて過ごすのもよし。</p>
<p>構内を歩いて西へ向かうと、ちょっと不思議な線路が見えてきます。枕木ごと線路が上へ反り返り、夜空へ突き刺さるごとく向かっているのです。そう、ここは「銀河ステーション」なのです。宮沢賢治先生の「銀河鉄道の夜」を思い起こさせる空へ向かう鉄路。</p>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/02_04.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/02_04_s.jpg" alt="富内駅04" width="240" height="360" /></a><img style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" width="135" height="25" /></p>
</span>
<p>なんとロマンチックな線路なんでしょう。いや、もう想像力が試される場所です。まさに試される大地、ここにありです。みなさんもここへ来て満天の星空へ向かう銀河鉄道を見ましょうよ。</p>
<p>先ほど紹介した腕木信号機を見た瞬間にも、実は宮沢賢治先生を思い出していました。短編童話「シグナルとシグナレス」は、本線の信号機シグナルと、軽便（けいべん）鉄道の小さな腕木式信号機シグナレスの、淡く切ない恋物語なのです。擬人化された信号機「シグナル」は東北本線の男性の信号機、シグナレスは岩手軽便鉄道の女性信号機という設定で、宮沢賢治先生が住んでいた岩手県花巻市の花巻駅あたりの様子を童話化したものでしょう。この童話の中にも星空を見上げる信号機たちの会話があります。富内駅はそんな夢が広がる場所として、僕がおすすめのポイントです。ここへ来ればイヤなことも忘れそうなほどの美しい星空が広がり、いつまでも空を見上げたまま、時間が過ぎてゆきそうです。忘れかけていたこと、ゆっくり時間を遡って想いに耽（ふけ）るもよし、ロマンに浸るのもよし、きっと元気が出るはずですよ。</p>
<p style="margin-bottom: 30px;">さて、そろそろまた旅を続けようかな。（つづく）</p>
<p>◆旧富内駅：アクセス<br />札幌方面から道央道で苫小牧方面に向かい、千歳手前のジャンクションから道東道へ。夕張ICから国道274号を帯広方面へ。穂別から道道74号線へ右折し、穂別を過ぎ富内方面へ。およそ札幌から一時間半ほど。</p>
<p>◆撮影ポイント：<br />大正時代の面影を残す富内駅舎や、同じく大正時代のホーム、広い構内、腕木式信号機、ポイント信号灯、空へ向かう線路など。背景の山をうまく取り入れて山間の駅風情を考慮して撮影すると、情緒があるでしょう。<br />夜間は構内に灯りが少ないため歩く場合には線路やポイント機器などに注意すること。懐中電灯は必携。</p>
<p>◆その他：<br />食料品の調達はあらかじめ準備が必要。トイレは駅前に立派なものがあり便利。</p>
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    <title>農学の夜は更けて...北海道大学</title>
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    <id>tag:www.nmhokkaido.jp,2009:/column//9.151</id>

    <published>2009-08-07T09:49:00Z</published>
    <updated>2009-09-29T05:52:21Z</updated>

    <summary>皆さん、初めまして、写真家の上原稔です。このたび、当コラムを担当させて頂くことに...</summary>
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        <![CDATA[<p>皆さん、初めまして、写真家の上原稔です。このたび、当コラムを担当させて頂くことになりました。星を巡る、あるいは夜に見る素晴らしい景色を求めて旅をしようというコラムですが、もちろん夜だけじゃない、皆さんがあまりご存知じゃない北海道の一面をお伝えしようと色々秘策を練っているところです。まずは、第一回の旅として選んだのが「北海道大学」です。札幌市内中心部に広大な面積を持つキャンパスは、観光名所としても有名なポイントですが、札幌に住んでいるからといっても、じっくり大学内を散策したことのある方は意外に少ないのかもしれません。</p>]]>
        <![CDATA[<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<p><a rel="shadowbox[photo];options={counterType:'skip'}" href="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/DSC_1703.jpg"><img class="mt-image-none fade" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/DSC_1703s.jpg" alt="北海道大学" width="360" height="240" /></a><img width="135" height="25" alt="画像をクリックすると拡大表示します。" src="http://www.nmhokkaido.jp/column/up_images/img_spread.gif" style="vertical-align: top; margin-left: 5px;" /></p>
</span>
<p>北海道大学は、北海道の開拓史と密接な関わりがあるのはご存知かとは思いますが、明治6年に開校され、当初は「札幌農学校」と呼ばれていたことからもうかがえるように北海道を開拓し、ここが日本の希望の大地になるようにという思いが込められているような気がするのです。</p>
<p>札幌農学校が北海道大学と名前を変えたのは昭和22年のことですが、それまでに名称がいくつか変更されているとはいえ、やはり北海道大学といえば「農学部」であると僕は思います。もっとも歴史の長い学部である農学部の建物は、昭和10年に建築されたもので、近代建築としての美しさ、歴史を感じる素晴らしい建物です。</p>
<p>この建物は、夜になればちょっとしたライトアップもされるのですが、照明が明る過ぎて星と一緒に撮影するのはかなり厳しいので、わざわざ深夜、それも2時半頃に撮影するという怪しさ全開。おまけにです、ここ最近（というか、もう何日も）星空が出ないという日々でしたから、こりゃあたとえ深夜であろうと星が見える時が勝負とばかりに撮影に来た訳です。</p>
<p>しかし、驚いたのは深夜2時を回っても学生さんが構内をうろうろしているんですよ。農学部は札幌駅の北側に位置する北大の中でももっとも南側、つまり市内中心部にも近く周囲の街灯も影響して星空の撮影に好適とは云い難いのです。農学部の建物そのものの照明は落とされていましたが、やはり灯りが散見されることからも、学生さんなどが研究されているのでしょう。実際、撮影中にも数人の学生さんとおぼしき人が出入りしていましたもの。</p>
<p>そう、こんな深夜でも一生懸命に北海道、いや日本の農学のために努力している人がいる。そう思うと、思わずシャッターを押す手にも力が入るってものです。北海道の食料自給率は200％を超えると云われ、今ではお米の出荷量も日本一になりました。それもこうした農学の成果ではないかとも思えます。</p>
<p>画像は、雲がやや赤味を帯びているのはそろそろ夜明けが近いことを示唆しています。こんな時間に写真を撮っている人って、かなり怪しいですよね。でも、そこは真剣に被写体と対峙していればそういうオーラが出るはずなので、怪しくは見えないだろうと勝手に考えつつ、農学部の建物をしっかりおさめてまいりました。</p>
<p>北海道、星を巡る旅、ということを考えますと非常に奥深さを感じます。北海道章、というのをご存知でしょうか？いわゆる北海道のシンボルマークですが、これは開拓史の旗を元に七光星をイメージしたものなのだそう。そして札幌市の市章にもしっかり星が中央に描かれています。そう、北海道は星の国。そして澄んだ空気、と美味しい食べ物の国。そんな北海道の歴史を踏まえて最初に選んだのが北海道大学農学部、というのがおわかり頂けましたでしょうか。さあ、これから僕の旅が続きます。</p>]]>
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